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乾燥肌対策に必要な水分と油分によるダブルケア

カテゴリ : 乾燥肌の基礎知識

保湿というのは水分と油分を与えること

みなさんはお肌本来の構造とバリア機能というお肌の防御システムをご存じでしょうか?

お肌は傷付くと跡になってしまう大事な真皮の上に表皮があります。
表皮は4つの層に分かれていますが、一番下の層で作られた細胞がターンオーバーといわれる約28日間のサイクルでお肌の表面まで上がっていき垢となって剥がれ落ちます。

なので、表皮は多少傷ついても元通りに治ったりします。

表皮の一番表に近い層が角質層といいますが、その角質層は天然保湿因子と細胞間脂質で構成されています。

細胞間脂質は有名な保湿成分でもあるセラミドで構成され、
天然保湿因子も保湿成分として使用されているアミノ酸や乳酸、PCA-Na、ヒアルロン酸、etc.などで構成されています。

これらの成分というのはお肌の水分を逃さないように保水効果があります。

それによってお肌のみずみずしさが保たれているわけです。

お肌には他にも水分を逃さないための機能が備わっています。
それが、お肌の表面を覆っている皮脂膜です。

皮脂膜は油分なので水を通しません。つまりお肌の中に蓄えられている水分を逃さないように覆ってくれています。

このお肌の角質層での保水機能と皮膚表面の皮脂膜のダブル効果によってお肌は守られています。

潤いと油分によってお肌の水分が保たれていることは、外からの刺激による負担を減らす効果もあります。

これがいわゆるお肌のバリア機能と呼ばれるものです。

乾燥肌というのはこの保水機能や皮脂膜が失われてお肌に水分を蓄えることができていない状態です。

乾燥肌を改善し、潤いある健やかなお肌へとお肌を導くためにはどのようなケアが必要なのでしょうか?

スキンケアによって不足しているものを補う

実はお肌そのものを健やかな状態に導くためにはスキンケアよりも食生活の改善や十分な睡眠、ストレス発散などが大切だったりします。

まずは、体の内側からのケアがありきで美しく健やかなお肌を手に入れることができるわけです。

ですが、今お肌がカサカサに乾燥しているのであれば、お肌を体の内側からケアしている間にもスキンケアでサポートしてあげることが必要です。

もっというと、普通に生活をしているとよほど自分に厳しく管理しない限り、理想的な食生活や睡眠、ストレス管理などは難しいのです。

そういった日々の生活習慣などによる原因を改善することは難しく、多少はお肌に影響を与えてしまうものなので、お肌が乾燥に傾くのをスキンケアによって乾燥させないようにケアするというのがスキンケアの役割ということになります。

その際にもお肌の潤いを保水する機能と閉じ込めるための皮脂膜の代わりとなるようなサポートケアを行ってあげるのが最適です。

つまり、セラミドやヒアルロン酸などの保水効果のある成分と馬油やホホバオイル、オリーブオイル、シアバターなどの油分成分をお肌に補ってあげることが大切です。

乾燥肌対策にこそ、水分と油分のダブル保湿ケアがもっとも必要なケアといえます。

最後に、お肌にダブル保湿ケアを行うのは良いのですが、化粧品によるスキンケアがお肌への負担となってしまっては元も子もありません。

お肌への優しさを最も優先して化粧品選びをすることが重要です。

水分と油分をバランスよく補えるのは乳液タイプの化粧品です。
ローションで潤いを補って、クリームで潤いを閉じ込めるというケアでも大丈夫です。

お肌の状態に応じて使う化粧品を変えてみても良いと思います。


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